鹿島アントラーズはアジアチャンピオンズリーグの優勝、J1リーグ優勝、天皇杯優勝、さらにはルヴァンカップでも優勝経験があるため、日本で最もタイトルが充実しているチームであり、安定しているチームと言えるでしょう。しかしなぜ鹿島はこれほど圧倒的な成績を収めることが可能になっているのでしょうか?
鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズは日本の茨城県、鹿嶋市、神栖市、潮来市、行方市、鉾田市をホームタウンとするプロサッカークラブです。田舎の町がホームタウンになっているにもかかわらず、これだけ勝てるチームと言うのはとても素晴らしいことです。チーム名の「アントラーズ」は鹿の角を意味しており、他サポーターは鹿島を「鹿」と表現することが多いです。
オリジナル10
オリジナル10とは1993年のJリーグ開幕時の10チームを指します。鹿島、横浜マリノス、横浜フリューゲルス、清水、名古屋、浦和、G大阪、市原、ヴェルディ川崎、広島の10チームがオリジナル10です。そのなかでも横浜マリノスと鹿島アントラーズはJ2降格経験を持ちません。
住友金属
鹿島と住友金属はかなり深い関係にあります。鹿島の前身は1947年に創設された住友金属サッカー部です。このクラブは1973年に日本サッカーリグへ昇格、1985年にJSL1部に昇格しました。そして鹿島アントラーズと言う名前となりJリーグに参入が決まりました。
ホームスタジアム
ホームスタジアムは茨城県立カシマサッカースタジアムです。スタンドとピッチとの距離が近く、スタンド傾斜を大きめに取っていることから、比較的好評のスタジアムではあるのですが、その一方で鹿島と言う地域がとてもアクセスが悪く、サポーターから見るとちょっと腰が重くなってしまう場所にスタジアムがあります。

鹿島アントラーズはなぜJ2降格したことがないのか?
鹿島アントラーズはJ1で中位に低迷するシーズンはよくあります。しかしながら、J2の降格経験はありません。他のオリジナル10が次々と降格していくにもかかわらず、鹿島だけはなぜいつも安定しているのでしょうか?
徹底したブラジル人路線
鹿島は韓国人を獲得することはありますが、チームの中軸となるのはいつもブラジル人選手であり、ブラジル人監督であることが多いです。ジーコやレオナルドなどのブラジル代表選手が鹿島に所属していた時代があるということもありますが、鹿島はいつの時代も中軸にブラジル人を置いています。この徹底した路線が功を奏している印象があるのです。実際のところ、ブラジル人選手とても優秀です。
若手が育つ
鹿島は自前で育てた若手がよく育ち、戦力になる傾向があります。主力選手が欧州へ移籍していったとしても必ず後釜となる選手が育っていくため、なかなか戦力が落ちないのです。そのため、成績も上位で安定しやすく、なかなか降格することがないのです。この点は他のJクラブと比べてもとても優れているところです。
4-4-2
鹿島は一時的にフォーメーションを変える時期もありますが、ベースとなるのは4-4-2と言うフォーメーションでしょう。とてもバランスの良いこのシステムはこれと言った欠陥がなく、昔から多くのチームが採用しているシステムであることからもわかる通り、安定感があります。現代サッカーは中盤に重きを置く4-5-1や3-6-1などのシステムが増えていますが、鹿島はいまだに4-4-2が中心です。
日本代表選手が多い
鹿島アントラーズが強い理由としては日本代表選手が多いということ。つまり日本人選手の質も高い状態を維持できています。相馬、秋田、小笠原、柳沢、内田、柴崎など、良質な選手がいることも成績が安定する要素となっているでしょう。

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